きもの専門誌にも紹介されるブランド、貴久樹。
その魅力は一言で言えば、「自然と手仕事が生む、本物の質感」にあります。

貴久樹の基調素材は、家蚕ではなく自然環境下で採取される野蚕糸(ワイルドシルク)。
ムガシルク、タッサーシルク、そして独自のナチュラルタッサー。
これらは強い繊維質を持ち、特有の光沢とシャリ感、そして優れた耐久性と保湿性を備えています。
織り上がった生地には、手織りならではの自然な凹凸が生まれます。
その陰影は、機械織では決して再現できない奥行きをつくります。
軽やかなのに芯がある。
素肌に触れた瞬間にわかる心地よさも、野蚕糸ならではの特性です

アジアの手仕事が織りなす意匠美
貴久樹の意匠は、日本伝統文様とは少し異なる世界観を持ちます
イカット織
先染め糸を用い、経糸または緯糸で絣模様を表現する技法。
インドネシアではタチ絣・ヨコ絣・タチヨコ絣の多様なパターンが可能。
日本では絣織の原点にあたります。

インド更紗、イカット織、バティック染
カンタ刺繍、カシミール刺繍、蘇州・スワトウ刺繍




植物、動物、幾何学文様――
アジア各地の伝統技法が融合しながらも、全体として静かな調和を保っています。
華やかでありながら、決して過剰ではない。
それは「素材が本物だからこそ許されるデザイン」です

展示会でしか伝わらないもの
写真では伝えきれない、
触れた瞬間の質感、軽さ、凹凸の陰影。
ぜひ会場で、野生の絹が持つ静かな迫力をご体感ください。
本物を知る方にこそ、一度は袖を通していただきたい一枚です。

貴久樹(きくじゅ) きものと帯展
会期 2026年3月14日(土)~22日(月) 水曜定休
場所 きもの絹や 2F
徳島市寺島本町西二丁目35
TEL 088-622-1745
