半世紀の眠りから

滋賀県のある織機業さんの蔵に織りの実習に織った紬が
半世紀ぶりに蔵から出されました。

 

 

 

糸は手紬の糸で節が程よくあり、生地に立体感を与えます。

 

 

 

 

糸を藍染めした藍絣紬は長い年月が藍の色を落ち着かせ、
色の深みが備わったものです。

 

 

また植物のカヤで染めた紬は
櫛で染料を擦り込んで良く櫛押しという技法が使われている櫛押し絣の紬で
どちらも長い年月をかけ、糸に天然染料に馴染み生地の風合いを際立たせています。

 

 

 

 

今回半世紀ぶりに蔵から出てきた紬を17日より
展示しておりますので
是非この機会にご覧いただけたらと思います。