>> 商品解説 >> 畳付き草履


■■■ 畳付き草履 ■■■

* 畳付き桐草履

最近、この草履を称して「健康サンダルより履きやすい」と、
いわれた方がいます。桐草履の台に畳を付けたものですが、
男物として私も履いています。

草履の形をしているので大体のところは、履いていけます。
これを履くと、他に「手が出ません」ではないですが
「足が出ません。」






* 花緒(鼻緒)

鼻緒は、白汚しの色の正絹生地に、
赤の前坪でアクセントを付けたシンプルな鼻緒です。
畳の素材に、そのシンプルさがよく合います。








* 草履のご注文

■草履台
 素材 : 桐・畳、 裏地はゴム
 長さ:24cm
 巾:8.5cm
 高さ:前 2.3cm、後 4.5cm

■花緒
 素材 : 表地 = 絹、 裏地 = 綿

■サイズ
 22.5p〜24.0p

足のサイズに合わせて草履をスゲるので、
以下の希望をお知らせください。
 ◇靴のサイズ
 ◇甲の(高い・普通・低い)
 ◇フィット感(きつめ・ゆっくり)感がすき

■価格
 17,300
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omise@wa-kinuya.com

■■■メールマガジンより■■■

草履 −お正月になると思い出すこと−

数年前のあるお正月、 たしか一月二日の朝だったと思います。
午前八時頃チャイムが鳴り、来客がありました。
こんなに早くに、ましてや正月の二日に誰だろう?
そのお客様は、私どもの店で振袖を作られ、 年末に、草履とバックをお求め頂いたお客様の「お嬢様」。

話をお伺いすると、 「草履がきつくて履けない」とのこと・・・・。 おかしい。 ちゃんとサイズを聞いてスゲたはずだが!

※スゲ
草履の台に鼻緒をt付けることをスゲると言います。

そのお嬢様のお母さんが草履の台と鼻緒を選んで、 それを浅草の草履屋さんに送りスゲてもらったものです。 「スゲにおいては、間違いない」と思っていたのですが、

しかし、まてよ!

たしか本人が帰郷できなくて、お母さんが選んで、 お母さんからお嬢様のサイズを聞いたものだった・・ と思い出しました。

その当時、私どもの店では草履のスゲをしておりませんでした。 浅草の草履屋さんに送ってスゲてもらっていたのです。

そこの社長は、履き物のことはとても詳しくて 草履の台、鼻緒のスゲかた、草履の履き方、 はては歩き方まで話が及ぶかたです。

草履について、私はその社長の薫陶(くんとう)を頂いておりました。

一月二日の正月に「草履があわない」とはよほどのこと。 しかし、サイズを伝えてスゲてもらったのに・・。 やはり、あわないものはあわない 急ぎ草履を預かり、サイズの調整をすることに。

その時まで、私自身がお客様の草履のスゲをしたことはなかったのですが、 京都の草履職人を呼んで、スゲの実演をやったときに教えてもらったり 浅草の社長にスゲの手ほどき受けていましたので 無事調整することが出来ました。

そのことが、履き物に関して色々考えるきっかけになりました。

まず、昔はいろいろな町々に履物屋さんがあり、 そこで下駄とか草履をスゲてもらっていました。 事実、私の母などは、年の瀬や母の日などに、草履や下駄などを買ったり プレゼントしたりしていまして、 そしてそこの履物屋さんで鼻緒などスゲてもらっていたのです。

早い話がオーダーのスゲをしていたわけですが、 町から草履や下駄の履物屋さんが急になくなり きもの屋がそれをカバーするようになりました。

そもそも、草履や下駄は、 大L・中M・小Sなどの大まかなサイズがあり、 一人ひとりの足の巾や甲の高さは、 鼻緒のスゲ加減で調節していたわけです。

今では見ることが少なくなりましたが、 地域によれば履物屋さんの店先や店の奥で、 日がな下駄や草履をスゲているのを見ることが出来ます。

また、地方都市では百貨店の○○職人展とか和の小物展などにある有名な履物屋さんが、 年に2〜3度きて草履展なるものを開催しています。 (どうして、あんなに草履の台の価格や鼻緒が高くなるのか、疑問ですが)

そう考えると、 世の中に履き物のサイズにあわずに(値段も高く)、 おもしろくない思いをしているかたが たくさんおられるだろうことがわかります。

いくら、気に入った着物をきて出かけても、 足が痛かったり窮屈だったら、 せっかくのお出かけがおもしろくなくなったり、 着物を着るのが億劫になってしまうのでは。

そこで、私どもでは、草履を履きやすくすること、 履いていて快適であることを もう一度見つめ直し、 最初から、草履の台を作り直すことにしました。

草履の皮・色から高さ巾・長さ・・あらゆる角度で。

幸い、浅草の履物屋さんが協力してくれたので、 思ったとおりの草履の台を作ることが出来ました。 そして鼻緒も改良を加え、 鼻緒を従来より太くつくり、足のあたりやフィット感などを考え、 作るようになったのです。

その結果、今では、 当店に履き物を目当てに来てくださるお客様もふえました。

毎年、お正月が近づくと あのときのことが思い出されます。